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2019.09.04お知らせ

ランニングフォーム解説/骨盤の前傾、後傾、使い方

ランニングフォーム

先日、ランニング教室を実施している際、こんなことを言われました。

「今日は骨盤の前傾を意識しているんですが、どうですか?」と。

私はこう伝えました。

「骨盤の前傾というよりも、今日は胸を少し床にかぶせるようにイメージして走ってみましょう」と。

なぜ私はこのように切り返したのか?それには理由があります。

その方(冒頭の写真の方とは別の方です)は、上半身がわりと直立に近い状態だったんですね。

上半身が直立の状態で、骨盤前傾を意識すると、うまくいく場合もありますが、人によっては

骨盤の前傾≒腰を反る

だと思って意識してしまい、腰だけ反ってやはり上体は前に倒れず直立で、腰を痛めるだけになってしまう可能性があるんです。

そこで私はこの方には、先に上体を少しでも倒してから、その後に骨盤の意識を持ってもらった方がうまくいくだろうな、と判断し、

「胸を少し床にかぶせるように」

それだけ意識して今日は走ってみてください。とお伝えしました。

他にも骨盤の姿勢、使い方について疑問に思っている方に、他の事例を紹介します。

冒頭の方とは違い、「すでに反り腰」で走っている方向けのアドバイスとして、「おへそを10°上に向けて」と言ったりしています。

難しいでしょうか。ただ、直接的に「腰を丸めて」というより、うまく狙った姿勢に近づくことが多いんです。

「腰を丸めよう」とすると、多くの方が「背中を丸めます」

このように、思い通りに動かないことがよく起こります。

ヒトは、動かしやすいところと動かしにくいところがあります。

「骨盤」って難しいんです。

さてさて、そのただでさえ難しい骨盤ですが、

骨盤はよく、「骨盤を大きく動かすように」とランニング教室なんかでアドバイスされることが多いと思います。

しかし骨盤はですね、ウォーキングに比べるとランニングの方がむしろ骨盤は動かないものです。

骨盤ごとダイナミックに回すように走る、そんな難しい動きが自然にできる選手は、例えば野口みずき選手などでしょうか。同じ世代に活躍した高橋尚子選手と比較すると全然フォームが違うのが分かるでしょう。

あれだけ全身をフルに使うには、上半身と下半身の連動性がものすごくあり、筋力もかなり強い選手に限られると思います。

おそらくですが野口みずき選手は、あの小柄な体で外国勢と戦うため、ストライドを伸ばすことにシフトした。そのためには、スクワットで他の選手の倍の重さを上げるような強靭な筋力と、全身を捻るようなダイナミックな動きが必要だったんではないでしょうか。

あれは日本人離れした動きだと、今でも私は思い出します。

この骨盤をダイナミックに動かすというのは、そう、相当に激ムズなのです。

私としては、大体の方には骨盤をむしろ「安定」させるように促します。

よくフォーム撮影と分析をマラソン教室でやっていますが、静止画で接地した瞬間を見ると、骨盤の高さが左右で違うことが多いです。

骨盤の高さは平行がいいです。

股関節周りの筋肉、特にお尻の筋肉や体幹の筋肉などがうまくはたらき、骨盤を安定させて走った方が、腰、膝の負担も軽減し、パワーロスも少なく走ることができます。

一方で中には、骨盤一帯がカチカチで、適度な可動域が出ていない方もいます。

それはさすがに上半身と下半身が連動せず、力がうまく伝わらない。

腰で全部衝撃を受けてしまうような走り方になってしまいます。

骨盤が全く動いてない方には、

「みぞおちから脚が生えてるようにイメージして」と伝えたりします。うまくいけばそれだけで動き方が全然違うものになります。

先日、リンクフィットネスのマラソン教室にいらした方にこのように声掛けし、後で感想を聞いたら、

「走りやすかった!」

と嬉しい感想をいただけました。

このブログ全体を通して言いたいことは、

・骨盤姿勢改善の声掛け、本人の修正イメージは人によって全く異なる

・誰でも骨盤を今より動かした方がいいわけじゃない。誰でも骨盤を今より安定させた方がいいわけじゃない。

迷ったらぜひリンクフィットネスのマラソン教室にお越しください。



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